2010年02月17日

花織一考


沖縄県読谷村
ここには、「幻の織物」といわれた
読谷山花織がある。


  読谷花織の歴史は中国と琉球の大交易時代に深く関係している。
  1372年、読谷の港から一艘(いっそう)の船が中国へ向かい、
  初めて交易を行う。これがきっかけとなり、琉球と中国の関係が
  深まっていったのだという。そんな中で東南アジアとの交易も
  盛んになり、その交易品の中にブータンの花織布があったことから、
  読谷でも独自の花織が開花することになる。

  明治の中頃には衰退してしまうものの、昭和39年になって
  幻の花織は復元され、それをきっかけに再興されていくこととなる。
花織一考



  読谷山花織は紋織の一つで浮織とも呼ばれる。緯綜絖花織(よこ
  そうこうはなおり)、経綜絖花織(たてそうこうはなおり)、両面花織、
  手花織がある。素材に、絹や綿などの糸が使われる。

  組合では染めだけは専門の方がやっているのだという。
  用いられる染料は、フクギや紅露(サルトリイバラ)、ヤマモモ、
  車輪梅(しゃりんばい)、シイなどの天然染料である。

  それらの色をかけあわせて様々な色をつくっていく。
  何回も染めをくりかえすことで、独特な風合い、色合いが生まれ
  だしていく。

当店では、この読谷山花織を、かりゆしウェアに
オリジナルデザインを加えて、つくっている。
花織一考花織一考花織一考






希少価値の高い織物をかりゆしウェアに加えることで、
琉球からの古(いにしえ)を今に伝えていきたいと思っています。




HP
http://www2.ocn.ne.jp/~keystone/





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